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県北

最終更新日:

【県 北】
古代~阿蘇火山のなりたち

 熊本県北を流れる、菊池川周辺には、点在する装飾古墳群や温泉などに見られるように古い歴史があり、まちの随所に先人たちの暮らしの足跡が残っています。
 菊池川流域は、豊富な水量と、緩やかに蛇行する川の岸辺に、古代より人が集い、集落が形成され、早くから大陸との交流が始まりました。古墳時代の、赤や青の幾何学文様の装飾古墳が残り、一帯の豊かな暮らしの跡が伝わっています。なかでも江田船山古墳(玉名郡和水町)からは、日本最古と言われてきた漢字が刻まれた銀象眼の太刀が出土しました。そこにはペガサスの絵も描かれ、中央アジアから朝鮮半島を経て伝わった古代のアジアとの交流の証といえます。
江田船山古墳 
江田船山古墳

中世~加藤清正

 旧高瀬津は菊池川河口に臨み、有明海唯一の良港として古くから唐船が出入りし、留学、修行僧や日明貿易、軍船の出帆などに利用されていました。また一時は九州一円を支配した菊池一族も、ここを拠点にして、朝鮮や中国との貿易で懐を潤したといわれています。
 加藤清正は肥後入国後、玉名の伊倉に唐人町を作って朱印貿易など海外との交流を深めました。
菊池川河口 
菊池川河口

近世 細川家の時代

 江戸時代、玉名の高瀬は経済の中心地で、高瀬湊から日本一うまいと評された肥後の米の半分を出荷していました。港町・高瀬は、大いに賑わい、今でも米の積み出し場の跡として、”俵ころがし”と呼ばれる石畳が残っています。
 また、商家や回船問屋だった土蔵造りの建物もところどころ残されています。菊池川の支流、裏川沿いには石垣が並び、多くの人たちが行き交った高瀬目鏡橋(1848年築造)は、高瀬商人の魂が宿っているように佇んでいます。
高瀬蔵 
高瀬蔵

近代~(その他)

 菊池川流域には、菊池水源をはじめ矢谷渓谷など、水辺を楽しむキャンプ場やロッジなど充実した施設がたくさんあります。
 菊池渓谷は環境省の選定した昭和の名水百選にも選ばれており、湧水と谷川の水が交じり合うため、水温が夏でも13~15度で、涼を求める家族連れなどで賑わいます。また秋は渓流に映える紅葉の名所でもあります。菊池川流域には、山鹿灯籠で有名な山鹿温泉や菊池一族ゆかりの史跡がある菊池温泉、古くから栄えた玉名温泉など古くから有名な温泉地があります。
菊池渓谷 
菊池渓谷


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