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熊本市

最終更新日:

【熊本市】
古代~阿蘇火山のなりたち

 熊本市に残る伝説に、熊本市東部にある飯田山と、西部にある金峰山の背比べがあります。どっちが高いかと競い合った際、お互い「俺のほうが高い」とゆずりません。そこで背比べしようとなり、神様が竹の樋に水を流し、水が流れたほうが負けだと、大きな樋を作り流してみました。そうすると飯田山のほうに水が流れ、もう俺のほうが高いとは「いいださん」と言ったとか。そのため飯田山という名前になったそうです。水を使ったスケールの大きな伝説ですね。
阿蘇山 

阿蘇の神話 

中世~加藤清正

 加藤清正は熊本で様々な治水・土木工事を行いました。熊本城を作り、現在の熊本城下町の基本を作り、白川と坪井川を分流させ、坪井川の水運を利用し物資輸送を盛んに行いました。また白川流域での水田開発のために作った渡鹿用水や鼻ぐり井手など、熊本地域の農業に大きな発展をもたらしました。次に緑川の治水のため支流の加瀬川沿いに築かれたのが江津塘です。この堤により湿地帯が一大農地に変わり、内は湧水が集まって今の江津湖が誕生しました。江津湖は自然に出来た湖ではなく、清正によってできた人工の湖なのです。
熊本城 
熊本城のお堀

近世 細川家の時代

 水前寺成趣園は、熊本初代藩主細川忠利公が鷹狩りに出かけた際に立ち寄った場所で、その水のおいしさから御茶屋を作ったことが始まりです。桃山式の美しい回遊園で、東海道53次を模したものといわれています。元のお茶屋跡には、古今伝授の間が移築され(大正元年)、優美な美しさと清らかな水に加え、歴史と文化が色濃く残る庭園となっています。他にも熊本市には、3代藩主細川綱利公が、その湧水のおいしさを気に入り自ら名付けた「八景水谷」など、歴史あふれる多くの湧水地があります。
水前寺成趣園 
水前寺成趣園

近代~(その他)

 熊本市の水道水はほぼ100%が天然のミネラルウォーターである地下水を利用しています。100万人が住む熊本地域がこのおいしい地下水の恩恵を受けていることは全国的に珍しいといえます。しかし近年江津湖をはじめ湧水の減少が大きな問題となっています。
 熊本市は、地下水保全都市宣言を出し、地下水の量、質の保全を図っています。主な地下水かん養域は市外にあることから広域的な連携が必要となり、大津菊陽などの白川中流域の水田かん養や水源かん養林の整備などのため、連携を強化しています。また市民に対し節水など水保全の啓発を行っています。他にも熊本の水の風土と文化を伝えるための熊本水遺産など、検証も行われています。
水田 
水田
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