山本周五郎(1903~1967) 最終更新日:2012年6月22日 山梨県出身/小説家 後期の作品である「よじょう」は、熊本城内で宮本武蔵に斬り殺された包丁人の息子を主人公とした物語。水前寺や白川の名前が登場します。武蔵を「剣聖」と称賛する吉川英治の作品と相反し、熊本に移り住んだ晩年の武蔵を、弱者に容赦ない権力者の象徴のように描いた物語として知られています。