【球磨焼酎】
日本三大急流のひとつである清流球磨川から生まれた球磨焼酎は、米を原料とし、地下水で仕込んだもろみを蒸留したものです。産地である人吉球磨地域は、九州山地に囲まれ、山々から良質な水が流れ込み、豊穣な大地を育んできました、この水と大地によって育った米を使用する球磨焼酎は、戦国時代に大陸から人吉へと伝わり、その製法が五百年のあいだ受け継がれ、由緒と伝統を守ってきました。同時に、先人からの味を守りつつ、新しいものを絶えず模索し、進化を続ける球磨焼酎には、蔵元の職人たちの思いがこめられています。その焼酎は蔵元ごとに特性とこだわりをもち、地元はもちろんのこと全国各地で広く愛飲されています。
【その他の焼酎】
県内には、その他、球磨焼酎以外にも、イモやムギを使った、天草の「倉岳」、「天草」、「花の香」、阿蘇の「心ゆくまで」、山鹿の「田園」、メルシャン「白水」、他さまざまな焼酎が作られています。