美里町の川越・小崎地区には、坂口組・白谷・川上・下組・辻組という5つの組があり、各組は古くからそれぞれの水源(井川)を所有してきた。しかしながら、町営水道の普及とともに消滅し、現在残っているのは坂口組の井川のみとなっている。「すげんこ」と呼ばれるこの井川は、1段目(飲料水)2段目(野菜等の洗い場)3段目(洗濯場)という使い分けがなされており、貴重な水源として活用されてきたことを物語っている。
湧水口は落葉除けの屋根で覆われ、豊富な水量が椋の大木の根元から湧き出し、3平方メートルほどの3段井川に流れ下る。
その他(利用状況、水景・景観情報等)
一帯は、椋周辺の緑や苔の生えた石段などと見事に調和した風景を創出している。
地図・アクセス
●車=松橋ICから国道218号を山都町方面へ約45分。金木三本松交差点を左折し県道220号三本松甲佐線、県道321号囲砥用線を通る道沿い。
■住所 美里町川越・小崎地区
※水源地の詳細は管理者へお問合せください。
以下は県庁への問い合わせ先となり、水源の管理状況については把握しておりませんのでご留意ください。