「九州の水がめ、阿蘇」。高岳の麓に位置する阿蘇神社、その境内から湧く「神の泉」は不老長寿の水と崇められている。
門前町商店街では同じ伏流水が湧いており、古くから地元の人はその豊かな水を生活に利用してきた。この美しい水を観光客にも味わってもらいたいと、町づくりの一環として「水基」と呼ぶ水飲み場を設置しその数は現在28箇所になる。観光客はそれぞれの水で喉を潤しながら散策する「水基巡り」を楽しむ。まさに自然と町づくりがうまく融合した姿と言える。
その他(利用状況、水景・景観情報等)
水基には、管理している商店店にちなんだユニークな名前がつけられ、各店が水基にちなんだ人気商品を販売、新たな観光スポットとして注目されている。また、緑豊かな商店街を目指し、樹木の植栽を行い、今日では街路が緑あふれる散歩道ともなっている。
周辺スポット情報
健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ十二神をまつる由緒ある阿蘇神社は、孝霊天皇9年(紀元前282年)の創建。横参道は全国でも珍しく、境内には「願かけの石」や縁結びの「高砂の松」などがある。神事は稲作と深く結びつき、「阿蘇の農耕祭事」として国の重要無形民俗文化財に指定されている。一の神殿・二の神殿・三の神殿・楼門・神幸門・還御門の6棟は国の重要文化財に指定され、楼門は日本三大楼門の一つに数えられる。
地図・アクセス
●産交バス=「阿蘇神社前」バス停、徒歩約1分。
●車=国道57号を阿蘇市一の宮町宮地方面へ。阿蘇神社付近 。
●JR=「宮地」駅徒歩5分
■住所 阿蘇市一の宮町宮地
※水源地の詳細は管理者へお問合せください。
以下は県庁への問い合わせ先となり、水源の管理状況については把握しておりませんのでご留意ください。