球磨村の岩戸公園内にある水源で、「長命水」と呼ばれ地域に親しまれている名水。園内の駐車場近くにある祠の裏から、清水が湧き出ている。
鳥居から参道を上って行くと「神瀬石灰洞窟」があり、クジラが大きく口を開けたような迫力ある入り口に驚かされる。この洞窟は、開口幅45m、高さ17m、奥行き70mと、日本最大の洞口を持つ県指定天然記念物である。鍾乳石に覆われた洞内はひんやり冷たく、奥には水をたたえた「御池」があるという。ここは数百羽のイワツバメが越冬することでも有名である。
洞窟入り口には、伊邪美命(いざなみのみこと)、速玉男命(はやたまをのみこと)、事解男命(ことさきをのみこと)が祀られた「熊野座神社」がある。縁結びのご利益があるといわれ、毎年4月3日の大祭は多くの参拝客で賑わう。
周辺スポット情報
近くには、全長4.8kmの九州最大の鍾乳洞「球泉洞」がある。3億年前に海底にあった石灰岩層が隆起してできたものだといわれ、現在も少しずつ侵食を続けている。長靴にヘッドランプ、ヘルメットを装着して地底200mに挑戦する「探検コース」(備品はレンタル)は、通常の観光コースより探検気分が味わえるとあってファミリーに人気だ。
地図・アクセス
●産交バス=「岩戸」バス停、徒歩約5分。
●車=八代から国道219号を人吉方面へ、球磨村神瀬辺りの標識から左折すると鳥居がある。
●駐車場=有り
■住所 球磨郡球磨村神瀬
※水源地の詳細は管理者へお問合せください。
以下は県庁への問い合わせ先となり、水源の管理状況については把握しておりませんのでご留意ください。