錦町の南東、大平山(1,120m)に源を発する球磨川支流の水無川上流域にある渓谷。「新くまもと百景」に選定されており、清らかな渓流の中に苔に覆われた大小さまざまな岩が転がる野趣あふれる景観を呈している。
夏になると平地との気温差が5℃ほどあるため、人気の避暑地となっている。なかでも落差15メートルの「大平の滝」周辺は、子どもたちの絶好の遊び場となっている。渓谷内には遊歩道が整備され、春の新緑、秋は紅葉の名所として賑わいをみせる。
その他(利用状況、水景・景観情報等)
近くには、設備がトイレのみというシンプルな無料キャンプ場があり、釣り好きや本格的なキャンプを楽しみたい人にはおすすめだ。途中の、狭く離合できなかった道路には平成23年夏、離合カ所が4カ所つくられ、行きやすくなっている。
周辺スポット情報
錦町役場から約2kmのところには、錦町で晩年を過ごした「剣豪・丸目蔵人佐(まるめくらんどのすけ)の墓」や、芝生の上を走り回れる「錦くらんど公園」、隣接して「道の駅・錦」、国指定重要文化財で江戸時代に造られた鉤屋(かぎ)型の民家「桑原家住宅」などがある。
地図・アクセス
●車=錦町役場付近から県道43号をあさぎり町方面へ向かい、錦町山仁田地区から町道へ右折、道なりに進むとやがて大平渓谷にたどり着く。
●駐車場=有り
■住所 球磨郡錦町大平
※水源地の詳細は管理者へお問合せください。
以下は県庁への問い合わせ先となり、水源の管理状況については把握しておりませんのでご留意ください。