阿蘇七十五社の一つで、古くは三年妙見と呼ばれていた岩下神社の参道脇にある水源。分かりやすく汲みやすい所にあるためか、来る人が後を絶たない。駐車場や休憩所もありツーリングの途中で立ち寄り一服する人も多い。
湧水量は毎分5トンと豊富で、飲用水、生活用水、かんがい用水として利用されており、用途別に水路が分けられている。
水場には「兜石」と呼ばれる二つの石があり、水量が多く石が見えなくなると雨が続いて凶作になり、見えている年は日年(ひどし)で豊作になるという言い伝えがある。
岩下神社では毎年7月と11月に、氏子たちが御神酒を持ち寄って水に感謝をする「水祭り」が行われている。
周辺スポット情報
近くには「一心行の大桜」がある、春には県内外から多くの見物客が訪れる。この桜は、樹高14m、枝張(東西)21m(南北)26m、樹齢400年を超えるヤマザクラの大木で、中村(峯)伯耆守惟冬が眠る墓地内の菩提樹となるもの。 残念ながら平成16年(2004)の台風による枝折れで樹形が少し変わってしまったが、毎年4月初旬の開花時期になると全国から多くの花見客が訪れる。
地図・アクセス
●産交バス=「中松小学校前」バス停、徒歩約5分。
●車=阿蘇大橋から国道325号を高森方面へ。中松小学校前バス停から左折して小学校の校庭沿いに進む。
●駐車場=有り
■住所 阿蘇郡南阿蘇村中松(旧白水村)
※水源地の詳細は管理者へお問合せください。
以下は県庁への問い合わせ先となり、水源の管理状況については把握しておりませんのでご留意ください。