岩肌のいたる所から、水がほとばしり出るように湧き出している、ちょっと珍しい湧水地。すり鉢状の地形をしていて、岩場を下りて行くと四方から小さな滝のように水が流れ落ちていて、清涼感いっぱいだ。この水は三ヶ所川に注がれ、そして五ヶ瀬川へと合流している。「舟の口」という名称は、かつて水源の下流に舟着場があったことから。「くまもとホタルの里100選」に選定され、初夏には、たくさんのホタルが飛び交う幻想的な光景もみられる。
その他(利用状況、水景・景観情報等)
そばに水源の湧水を利用した「舟の口養魚場」があり、ニジマスやヤマメの養殖が行われている。釣り堀では釣りが楽しめ、釣った魚はその場で塩焼きや洗いなどに料理してくれる。
周辺スポット情報
近くには九州のグランドキャニオンと呼ばれる「蘇陽峡」がある。五ヶ瀬川が長年にわたって侵食してできたU字型の渓谷で、遊歩道が整備されているほか、長崎鼻展望台からは雄大な阿蘇五岳をはじめ、谷を流れる五ヶ瀬川など、四季折々に絶景を眺めることができる。特に秋の紅葉シーズンは多くの観光客で賑わう。「日本紅葉100選」、「日本渓谷100選」に選定されている。
地図・アクセス
●道の駅「清和文楽邑」から国道218号を高千穂方面へ10km、服掛松キャンプ場から約2km。「舟の口養魚場」の案内板あり。
●駐車場=有り
■住所 上益城郡山都町長崎(旧蘇陽町)
※水源地の詳細は管理者へお問合せください。
以下は県庁への問い合わせ先となり、水源の管理状況については把握しておりませんのでご留意ください。