水俣市街地から山間に向かって約15km上ると、大関山(902m)の山すそに岩間から幾筋かの白糸のように流れ落ちる清水。その量は毎時約125トン、四季を通じて水温14℃を保っている。この冷たい水にちなんで、この地を寒川と呼ぶようになったという。
享保4年(1719年)から、水神様として祠のない水天宮を祭ってあり、一帯を「水天の元」と呼んでいた。寒川の人たちは、先祖代々、生活用水や田畑にこの水を利用している。
その他(利用状況、水景・景観情報等)
シイ、カシ、タブなどの自然林に囲まれ、夏の避暑地として知られる。寒川地区婦人会による「そうめん流し」が有名で、地元水俣はもちろん、熊本市や鹿児島から多くの人が訪れる。
周辺スポット情報
水源を少し下ると、「日本の棚田百選」や「くまもと景観賞」にも選ばれたすばらしい棚田の風景が広がる。ここで作られた棚田米は、近くの「久木野ふるさとセンター愛林館」で販売されている。
地図・アクセス
●車=国道3号を津奈木町から水俣市に入り、同268号へ左折。6kmほど先の釣橋郵便局前から左折して県道15号を久木野地区へ。愛林館から3kmほど。
●駐車場=有り
■住所 水俣市久木野
※水源地の詳細は管理者へお問合せください。
以下は県庁への問い合わせ先となり、水源の管理状況については把握しておりませんのでご留意ください。