阿蘇外輪山や西麓の台地等から長い年月を経てたどり着いた清水が広い池全体からこんこんと湧き、富士山をかたどった築山、浮き石、松が浮かび上がる。桃山式の美しい回遊庭園で、日本が誇る大名庭園の一つでもある。
肥後細川藩の初代藩主忠利(ただとし)が築き始め、3代綱利のときに完成した。大分県耶馬溪にある羅漢寺の僧玄宅のために建立されたのが始まりとされ、漢文の詩から「成趣園」と名付けられた。
その他(利用状況、水景・景観情報等)
東海道五十三次を模した庭園では散策しながら、四季を通じて美しい眺めを楽しむことができる。
周辺スポット情報
園内には、お茶をいただける「古今伝授の間」や、市民に親しまれている「長寿の水」がある。細川家歴代を祀る、明治11年(1878年)に建てられた出水神社では毎年、薪(たきぎ)能や武田流騎射流鏑馬(やぶさめ)などが開催される。
地図・アクセス
●熊本市営(産交・都市・熊本)バス=「水前寺公園前県立図書館入口」バス停、徒歩約5分。
●熊本市電=「水前寺公園前」電停、徒歩約5分。
●駐車場=有り(有料)
■住所 熊本市中央区水前寺公園
※水源地についての詳細は管理者へお問合せください。
以下は県庁への問い合わせ先となり、水源の管理状況については把握しておりませんのでご留意ください。