地下水は、上水道をはじめ、農業、工業などの産業用やビル・病院などの都市活動用水として多方面に利用されています。熊本県の特色としては、生活用水の地下水依存率が約8割(全国平均約2割)と高く、特に熊本市やその周辺市町村では、ほとんどをこの地下水に依存していることがあげられます。本県では、熊本県地下水保全条例に基づき、熊本地域を重点地域に、また、熊本周辺、八代、玉名・有明、天草の4地域を指定地域に指定し、吐出口の断面積が一定規模を超える揚水設備(井戸ポンプ)又は自噴井戸(重点地域内に所在するものに限る。)で地下水を採取される方には、県知事の許可を受け又は県に届出を行っていただくとともに、毎年1回採取量の報告を行っていただいています。このような地下水採取の実態把握を通じて全県にわたる地下水採取の適正化を図っています。
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