熊本県では生活用水の約80%を地下水に依存する等、地下水が重要な水資源であり、将来にわたり、その量の確保と共に良質な地下水の保全が重要であります。熊本県では平成8年度に「熊本県環境基本計画」を策定し、その中で地下水汚染防止を推進する部門別計画として、硝酸性窒素による汚染が高濃度で確認されている荒尾地域及び広域にわたり汚染が確認されている熊本地域について硝酸性窒素の削減の具体的目標と手法を定めた計画「荒尾地域硝酸性窒素削減計画」(平成14年度)及び「熊本地域硝酸性窒素削減計画」(平成16年度)を策定し、それぞれの推進を図っています。
これらの計画の最終目標は20年後(荒尾地域:平成34年度、熊本地域:平成36年度)の地下水の水質汚濁に係る環境基準を達成することとしていますが、今後進捗状況を評価しながら適宜対策の推進を行う必要があります。
硝酸性窒素削減計画について
・熊本県 熊本県における硝酸性窒素削減対策の推進について(外部リンク)
・熊本県 荒尾地域硝酸性窒素削減計画(外部リンク)
・熊本県 熊本地域硝酸性窒素削減計画(外部リンク)
参考「硝酸性窒素対策の取組み」について
県では硝酸性窒素の基礎知識から県内の現状や対策等について取りまとめた小冊子「硝酸性窒素対策の取組み」を作成しています。